もののけ姫のアシタカとサンはその後に結婚する?裏設定を宮崎駿が暴露?

 

もののけ姫に登場する主人公とヒロインと言えば

アシタカサンですよね。

 

実は、もののけ姫の作品では

シシ神様に頭を無事返せてハッピーエンドというところまでしか

描かれていないのですが

この2人はその後に結婚して子供までいるかもしれない?!

という裏設定があるのです。

 

「ただの都市伝説でしょ?」と思いがちですが

宮崎監督がアニメーションでは残せなかった内容が

いっぱい隠されているのです。

 

宮崎監督も、裏では2人の関係の事をバンバン話していますので

それも合わせて紹介いたします。

 

目次

アシタカとサンの出会い

作中で時々見られる

アシタカがサンに向ける真っ直ぐで迷いのない眼差し

その気持ちにしっかりと応えようとするサンの表情を見ると

やはりこの二人は惹かれあっているのでは?と勘ぐってしまいますよね。

 

そんな2人はどのような出会いだったのでしょうか。

 

エミシの村に住むアシタカは

村を襲ったタタリ神と呼ばれる化け物を退治した時に

右腕に死の呪いを受けてしまいます。

 

アシタカは呪いの原因を探り

解くための方法を見つけるために旅をしているところでした

 

一方で、山犬に育てられた人間の娘のサンは

山に来ては木を切り崩し、森を荒らす人間たちを殺そうとしていました

 

その戦いの際に、

毒のついた銃弾を体に受けてしまった

山犬モロの君の応急処置の為に

サンは河原で口から血を吸って毒を出していました。

 

その様子を岩陰から覗いているアシタカ

しかし、気配に気づいたサン達は

じっとアシタカの隠れている岩を見つめます。

 

隠れても仕方ないと思ったアシタカは、

堂々と岩陰から姿を現し

「わが名はアシタカ。東の果てよりこの地へ来た。

そなたたちはシシ神の森にすむときく古い神か。」

と尋ねます。

 

しかし、サンは「去れ。」と一言だけいい

山犬たちと森の奥に姿を消していきました。

https://twitter.com/cbp11924/status/1281079596314574855

 

本作で初めて声を発したサン。

彼女の印象はアシタカにとってどう映ったのでしょうか?

顔立ちは整っていて美しいのですが、

状況が状況なだけに口の周りが血だらけで、

インパクトがかなりありましたね。

今にでも襲い掛かって来そうな気迫さも感じられ、

身が縮み込まってしまいそうです。

 

人間ですが、

山犬に育てられているので

野生の匂いが全身にまとわりついている。

そんな印象を受けました。

 

 

アシタカには既に婚約者がいた!

アシタカとサンが出会った当初、

サンは牙をむき出して襲ってきそうな雰囲気を出していましたが、

ストーリーが進むにつれて、アシタカがそばに居ることに対して違和感はなくなり、

表情も次第にやわらかくなっていきます。

 

森を守るためと言いながらも、

アシタカはサンのことがほっとけない様で、

命に代えてまでも守ろうとする場面もあります。

 

アシタカがいくら正義感の強い性格だったとしても、

惚れている女性でなければ命がけで守る行動まではとらないのではないでしょうか?

これは確実に惚れるまではいかなくても、気にはしているでしょうね。

そんなアシタカですが、実は何を隠そう婚約者がいたのです!!

アシタカと同じ村に住む娘です。

本作では特に説明はありませんが、

カヤはアシタカの許嫁だったのです。

そう!つまり婚約者だったのです。

 

カヤはアシタカのことを「兄様」と呼んでいましたし、

顔もどこか幼い印象があったので、

妹だとすっかり思い込んでいました。

推定年齢は13~14歳とされ、

確かにまだ幼いのですが、

この国の時代では10代前半で結婚もおかしくないのです。

 

カヤがアシタカに渡したお守り

 

カヤはアシタカが旅立つ時にあるお守りを渡します。

それは「黒曜石」で作った最高級品の小刀です。

このお守りはただのお守りではありません。

 

未婚の女性が守り刀を男性に渡すという行為は、

求婚の証であり、カヤは一生を未婚のまま人生を全うするという意志の表れだったのです。

 

つまり、「カヤはアシタカ以外の人間とは妻にはなりません!」

という貞操の印の意味が込められているのです。

 

このことから、二人は夫婦の関係にあり、

カヤのお腹の中にはアシタカの子が身ごもっていたことが言えます。

 

2人の別れ際のカヤのセリフでは、

「いつもいつもカヤは兄様を想っています。」

とアシタカに告げます。

 

呪いにかかって旅立つ恋人はもう戻っては来ないかもしれない。

しかし私も行くと駄々をこねるのではく、

私にはアシタカの血筋を引いた子供を授かったから、

あなたの気持ち全てを受け継いでいきますという意味があったのです。

 

なんだか健気で泣けてきませんか?

 

カヤからもらったお守りはサンの手へ

 

カヤが気持ちを込めて贈った黒曜石のお守りでしたが、

アシタカがそれをあっさりとサンにあげてしまう場面があります。

 

しかも直接ではなく、あの犬に預けて!

 

ええぇ!あの無垢で純粋なカヤちゃんの気持ちはどうなっちゃうの!?

と思っちゃいますよね。

この状況を現代に例えると、

「元カノからのプレゼントを今カノに送る」みたいな不純な感じもしますね。

 

振り返ると、

このお守りはカヤがアシタカの身が無事でありますように

と想いを込めて渡したものです。

なので、お守りは「想い」の象徴であり、

これをサンに渡すということは

「サンが無事でいてほしい」という意味になります。

 

これは簡単言うと、

「カヤがアシタカを想っている様に、アシタカはサンのことを想っている」となるのです。

 

これじゃあカヤちゃんが可愛そうだ!と言われそうですが、

果たしてそうなのでしょうか?

 

アシタカは呪いが解ければ国に帰ったはずで、

もし初めから帰らないのであれば、お守りはもらっていないという説があります。

ここは今まさに戦場であり、

アシタカは緊迫した極限状態にあります。

サンにお守りを渡すことは

二度と国へは帰らない決意の表れだったとも捉えられるのです。

 

私たちは生きていく中で必ず他人の愛に触れて、

その愛情を受けた分をそのまま自分のものにするのではなく、

他の誰かへと分け与えていくものです。

 

母から子へ、子がまたその子へと。そうやって愛は連鎖していきます。

 

アシタカは常に生きるとは何かを自分に問いかけています。

生きることは愛を伝えていくこと。

サンは人の愛情というものが何かがわかりません。

だから自分の命を犠牲にしてまでも

サンに愛情とは何かを形として表したかったのではないでしょうか?

 

 

アシタカとサンは大人の関係だった?

直接場面としては描かれていませんが、

アシタカが傷を負い何日もサンが洞窟で看病している設定がありました。

実はこの洞窟の中で2人は大人の関係があったのではという話がでています。

なぜそんな話がでてきたのでしょうか?

 

それはスタジオジブリ代表取締役の鈴木敏夫さんが明らかにしてくれました。

 

 

 

怪我をして何日も寝込んでいたアシタカが目を覚ますと、

横で無防備に足を出して寝ているサンの姿があります。

 

これにピンときた鈴木さんはこの宮崎監督に聞いたそうです。

「この時点で、2人はセックスしていますよね?」と…。なんと大胆な!!

 

なかなか答えようとしない宮崎監督をさらに問い詰めると、

「そんなの、わざわざ描かなくてもわかりきってるじゃないですか!」と答えたそうです。

 

えっ!!衝撃過ぎます!

そして何度も見ていましたが、

言われるまで全然気が付きませんでした(笑)

 

宮崎監督がそのつもりで描いたなら事実なのでしょう。

しかし、アシタカって怪我で動ける状態じゃなかったんですよね…。

どうやって? とも疑問に思うのですが、私は未だに本当なのかと疑っています。

 

 

アシタカがサンに言ったプロポーズの言葉

シシ神様に頭を返し、

辺りが新しい生命に彩られたきれいな緑の中で、

アシタカとサンはこんなやりとりをしていました。

 

サン「アシタカは好きだ。でも人間を許すことはできない。」

この言葉に対し

 

アシタカ「それでもいい。サンは森で、私はタタラ場で暮らそう。

共に生きよう。逢いに行くよ。ヤックルにのって。」

このように答えています。

 

スタジオジブリから発売された

絵コンテの中に、アシタカがサンに求婚する絵コンテが収められています。

 

また、アシタカのセリフでは「逢いに行くよ。」とセリフの通り、

宮崎監督もインタビューで「サンとアシタカは頻繁に会っている」とコメントをしているので、

これは間違いなく告白現場なのです!

 

これも映像を見ているだけではわかりにくいですね。

 

 

アシタカとサンはその後結婚し子どもも生まれた?

頻繁に会っている二人はやはり結婚するのでしょうか?

 

以下は宮崎監督が米国でインタビューを受けた時の内容です。

彼らはずっと良い関係を続けていくだろうと思います。
サンが生きるために、アシタカはいろいろな努力をすることになります。
同時に、タタラ場の人々が生きていくためにも、大変な努力を払うことにもなるでしょう。
そのために、アシタカは引き裂かれて、傷だらけになるだろうと思います。
それでも彼は、自分が決めた道を生きていこうと思い
森とタタラ場の両方を大切にしようと思い続けるだろう。
だから、アシタカの生き方は、私たちが今の時代を生きていく生き方に、共通するんだと思うんです。

 

結婚という直接的な表現ではありませんでしたが、

仲の良い関係は夫婦を意味するのではないでしょうか。お守りのこともありますね。

 

もののけ姫の都市伝説には千尋がサンの子孫だという説もありますが、

室町時代を背景に描かれた作品ですので、

結婚すれば子孫を残すことは当たり前という考え方が強いはず!

きっと子供もいたに違いないでしょう。

 

呪いも解けたのにカヤちゃんには会いにいかんのか!

と怒る人もいるかもしれませんね(汗)

 

実はアシタカは国に戻り、カヤと再会したという裏設定もあります。

 

描かれていないだけで、カヤとは逢っているかも。

もしかしたらサンも国に連れて帰って、

カヤとサンの2人を嫁にしたかもしれないと宮崎監督は仰っています。

 

この時代だと一夫多妻が普通の考え方でしたもんね。

たしかにと納得する部分ではあります。

 

まとめ

もののけ姫って初見じゃわかりにくい部分が多いですよね。

特に一夫多妻制なんて落ち着いて考えればそうかと思うことも、

現代の私たちにとっては盲点だったりしますから。

 

アシタカのことを女の心をもてあそぶ酷い男という捉え方をする人もいますが、

あの状況だと自分はどうするのだろうかと考えた時、

人間としての本質を見せられているような気もします。

 

この記事を読んだ後に、アシタカとサン、そして序盤にしか出てこないので

忘れかけていたカヤ!この3人にスポットを当てて、

それぞれの気持ちに思いを馳せながら見返してみて下さい。

 

もののけ姫という作品が何十倍にも楽しめることでしょう。

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