となりのトトロ メイは生きていた!?地蔵に刻まれた名前の都市伝説とは?

「子どもの頃の時にだけあなたに訪れる~」のフレーズでお馴染みのとなりのトトロ。

 

幼い頃は、「森にはトトロが住んでいて逢えたらいいのになぁ~。」なんて

おとぎ話を夢見ていた時もありましたが

大人になった今でも大自然と理想の家族愛に包まれたこの作品は

いつ観ても子供の頃に観た記憶が蘇ってきて

何度でも観かえしたくなる作品ではないでしょうか?

 

しかし、そんなほのぼの作品のとなりのトトロには

怖い都市伝説がいろいろと出回っていますね。

 

そのひとつにメイは途中から死んでしまい

地蔵にはメイの名前が刻まれているという都市伝説があります。

 

本当にメイは死んでいるのか?

地蔵に名前が刻まれている描写はあるのか?

その根拠となるものは何なのか?

今回はその真意を明らかにしたいと思います。

 

目次

サツキとメイが地蔵に手を合わせる

お地蔵さんにメイの名前が刻まれていたと噂される場面は

後半にメイが迷子になりと途方に暮れていたところにサツキが見つけに来る場面です。

 

そこにはたくさんのお地蔵さんが並んでいます。

 

もう一つは、注意深く考えなければさらっと見逃してしまう場面ですが

学校の帰り道にサツキとメイが雨に降られ

お地蔵さんのある小さな祠で雨宿りするする場面です。

 

お地蔵さんの意味

 

お地蔵さんっていったい何なのでしょう?考えたことはありますか?

よく言われるのが「人々の苦悩を大慈悲の心で包み込み救ってくださる」とされ

地蔵の前で拝んでいる人を見かけますよね。

 

地蔵と言ってもいろんな地蔵があり

妊婦の安産を守護する「子安地蔵」

災難にあった人の苦しみを身代わりになって引き受けてくれる「身代わり地蔵」

集落や村の境界や道の辻を守る「道祖神」などがあります。

 

ところが良いイメージがある一方で悪いイメージもあります。

 

お地蔵さんを置く目的の一つに、地域の鎮魂の役割も果たしています。

例えば大事故や子供の死

自然災害の後に置かれることも多く

供養を求める霊が集まっていると考えられます。

 

親しみやすい微笑んだ顔をしているお地蔵さんが多いですが

何の目的で置かれているかには注意しないといけません。

 

お地蔵さんに手を合わせてはいけない?

となりのトトロでは、突然降ってきた雨をしのぐため、

お地蔵さんの置いてある小さな祠でサツキとメイが雨宿りする場面があります。

サツキは「お地蔵さま、ちょっと雨やどりさせて下さい」と言いながら手を合わせ

メイもサツキの真似をするように一緒に手を合わせて拝みます。

 

お地蔵さんとは基本的には護ってくれるありがたい存在である一方

時には供養を求める霊も寄ってきます。

誰にも供養してもらえない霊が救いを求めて寄ってくるので

むやみに手を合わせると霊がよりつくなんていう説もあるそうです。

 

実際のところどうなんでしょうね?

こういったスピリチュアルな世界は考え方が人それぞれ違うので何とも言い難いのですが…。

 

しかしこのメイの死亡説が出回っているのは

地蔵に手を合わせたことにより悪い霊がとりついてしまったのが引き金では?

なんて考えることもできます。

 

メイの名前が刻まれた地蔵

では、本題に入りましょう!

本当にメイの名前が刻まれた地蔵が映像としてあるのか調べてみました。

 

 

こちらが注目されているメイと地蔵の場面ですが

地蔵の大部分は陰で黒くなっているので

文字が刻まれているかすらも判断できません。

 

実際映像でも何度も確認しましたが

そういった描写は確認できませんでした。

公式ジブリも「このような事実はない」と否定しており

どうやらウソのようですね。

 

どうやったって見えないものは見えないんですが

誰がいったいこんなことを言いだしたんでしょうね。

 

出所は2ちゃんねるのあるユーザーがつぶやいたのがきっかけで、どんどん広がっていたのだとか…。

トトロの都市伝説は他にもあり

あながち全てが間違いと言い切れない所からも

関連させてしまいそうになりますね。

 

 

サツキとメイは生きている

となりのトトロの都市伝説の一つに

「サツキとメイは既に途中から死んでいる」

という説がありますが、これも実は嘘のようです。

 

メイのサンダル

メイが行方不明になり

皆が池の周りを探していると

カンタのおばあちゃんがメイのサンダルらしきものを見つけます。

 

後でサツキが確認したところ

「似てるけど、メイのじゃない。」と否定。

 

この時、メイは池でおぼれ死んでいて

本当はメイのサンダルだったけど

皆に心配をかけたくないサツキが嘘をついたという噂が広がっています。

しかしサンダルはよく似ていますが明らかに違うものでした。

池で見つかったサンダルはクロスしていますが

メイのサンダルは上の部分が平行になっていますね。

 

そして、サツキとメイが出会ったとき

メイはちゃんと2足ともサンダルをはいていました。

 

しかし、よくサツキはメイのサンダルじゃないことに気が付きましたね。

私が姉の立場だったら

妹がいなくなっただけでも心配で

さらに池から妹と似たようなサンダルが見つかったら

動揺してメイのサンダルですと言ってしまいそうです。

サツキちゃん結構冷静ですね。

 

普段から、眠そうになったらおんぶしてあげて

お弁当も作ってあげてと

よく妹の面倒をみている良いお姉さんであることは映像から見てとれていました。

きっとメイにサンダルを履かせてあげたりもしていたのでしょうね。

 

宮崎駿監督がメイとサツキの将来を語る

となりのトトロを作った

宮崎監督が将来のサツキとメイはどうなったのかを

インタビューで語る映像を見つけました。

 

「あの二人はすっかり成人した」ときっぱりと仰っていましたね。

しかも結婚もして、おばあちゃんになっているんだとか!?

 

これはファンにとっては

怖い都市伝説よりも、今後の2人の続編のほうが気になってくるのではないでしょうか?

もし作ってくれるなら観てみたいものです!!

 

そして宮崎監督はこんなコメントも残しています。

トトロやすすわたり

猫バスは私たちの世界には存在しない不思議な生き物です。

こういった不思議な存在は時にして

気味悪がられたりお化けのように怖がられたりもします。

トトロのモチーフはお化けのようですが

宮崎監督は決して怖がらせるために作ったのではなく

「自然に対する感謝と愛情を表現したかった」ようですね。

 

まとめ

 

怖い都市伝説がたくさんあるとなりのトトロですが

地蔵にメイの名前が刻まれているのはウソで

メイもサツキも生きているということがわかりましたね。

 

なんだウソか!と思うと同時にちょっとホッとしてしまいました。

 

小さい頃から何度もテープが擦り切れるほど

観ていたとなりのトトロですから

大人になった今でも観れば心がどこかほっこりする。

そんな作品であり続けてほしいと心のどこかでそうあって欲しいと思っているのでしょうね。

 

おばあちゃんになったサツキとメイはどうなっているのでしょうか?

幼い頃のように年を重ねても仲良しの姉妹であって欲しいなと願っています。

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